GWに読む本

まずは、

著者の数日間の旅行のエッセイ。なんですが、題名との乖離が…
まぁ最初に断ってはいるんですが、ちょっと期待を裏切られました。
ただ、5年ほどでインターネットの使用環境は大幅に変わったということを、この本からも、今日の友人との会話でも感じました。で、
鋼の錬金術師 13 (ガンガン コミックス)

鋼の錬金術師 13 (ガンガン コミックス)

読んでなかった12巻とあわせて読みました。やっぱ構成と絵の上手さがずば抜けてると感じます。おもしろかった。それから、
生物から見た世界 (岩波文庫)

生物から見た世界 (岩波文庫)

生物にとっての世界とは、単に主体を取り巻く「環境」ではなくて、主体ごとに意味を与えて構築した「環世界」からなっている、というお話。要するに部屋にいるハエには電灯と食べ物しか目に入らないとかいう、アレです。確か英Ⅰの教科書に似た話が載ってた気がします。
古い本だけあって用語や実験が時代を感じさせますが、内容は例も豊富で読みやすく、奥が深い本でした。
客観的な環境というのは存在するかもしれないけど、誰もそれを捉えることはできず、それぞれの主観で現実を解釈せざるを得ない、というのは常々感じていたところなので、だいぶ共感することができました。僕の中での、科学なんていうものもそんな砂上の仮定に基づいている、っていう姿勢は今後も変わらないだろうと思います。