2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

右利きのカニと左巻きの貝

2006年のBiology Letters。 カラッパというカニは右手に缶切りのような突起を持ち、右巻きの巻き貝の殻を皮を剥くように取り除いて食べるそうです。食べられた貝はこんな感じ。 海産のカタツムリ(whelk)・イモガイそれぞれの右巻き・左巻きの化石を調べて…

韋駄天蛙/魚の視覚と遺伝子重複

2006年のNature。この頃はNatureにもBrief Communicationsというカテゴリーがあったんですね。 70年程前、オーストラリアに害虫駆除のために導入されたオオヒキガエルは、体重2kgまでに達し毒を持つうえ、侵略的な生物であるため「生態学的悪夢」となってお…

最近のセミナー/種の起源を読む

先々週はサバティカルでタスマニアに滞在しているAndrew Storferさんのサラマンダーとウイルスの共進化の話。 今週はHSさん、UEHRさん、HYSさんの話でした。あと、うちの専攻の実習の自由研究発表も。 一番目は、宿主と寄生者の系統樹を比較することで共進化…

馬の毛色の変化/富栄養化と草本群落と光

4月24日のScience。 さまざまな時代・場所の馬の骨から得た核の古代DNA(ancient DNA)を解読することで、馬の毛色が家畜化と関連してどのように変化してきたのか調べた論文。 この解析によるとそもそも馬には鹿毛しかいなかったらしい。家畜化に先立って、…

大学の周囲の春の諸々

沢岸についていた狸の足跡? ニホンミツバチの分封。 ニホンカナヘビ。尾に自切の跡が2つあります。 最近僕のデジカメは、なぜか液晶が明るくならないという症状に陥りました。したがって、シャッターを押しても、ちゃんと撮れているのかPCで見るまで確認で…

五月の蟲

今日は昨日とうってかわって五月晴れでした。 ツチイナゴ。草原からとんできました。 ホシベニカミキリ。道ばたの草にとまっていました。

今年のハイキング

毎年恒例になってきました、ハイキング。去年よりも写真がぶれてますが… 卯の花。 なんかのシダ。 ナルコユリ? タツナミソウ。 アオオサムシ。 ミズキの花。 フタリシズカ? イヌセンボン。 ?? マムシグサ。 トウダイグサの一種? オタマジャクシ。 眺望…

GWの読書

結局、一日ビーチバレーをした以外はどこにも出かけませんでした。沼地のある森を抜けて (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/11/27メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (50件) を見るぬか床の話。あるい…

適応放散が生態系機能に影響する

GW中は流石に学校全体が静かです。 先週のNature。 カナダの湖に生息するトゲウオには祖先的なジェネラリストと派生的なスペシャリストの底生種・沖帯域種が存在する。適応放散・種分化が生態系機能へ及ぼす影響を調べるため、初期条件とトゲウオのバイオマ…

踊る鳥

鳥にも音楽を聴いて踊る能力があるんだそうです。 CNNのニュースより。 Snowballなる名のオウムを調べた論文が発表されたのですが、実際に解析に使われたと思われる画像はこれ。 ノリノリです。 Another One Bites The Dustを聴いてるバージョンもあります。…