2017年に読んだもの

カラー図が多くて見やすい。 間違っている箇所もあるが、原因が原著か訳かは不明。

カラー図解 進化の教科書 第1巻 進化の歴史 (ブルーバックス)

カラー図解 進化の教科書 第1巻 進化の歴史 (ブルーバックス)

カラー図解 進化の教科書 第2巻 進化の理論 (ブルーバックス)

カラー図解 進化の教科書 第2巻 進化の理論 (ブルーバックス)

カマツカとシマドジョウへの愛。
湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 (フィールドの生物学)

湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 (フィールドの生物学)

前後二作に挟まれて影が薄いかも。
そもそも島に進化あり (生物ミステリー)

そもそも島に進化あり (生物ミステリー)

アトス半島とトルコ。終わり方が唐突。京都の206番沿線の徒然。生態系生態学が専門の人が進化生物学の本を書くという試み。
生物進化とはなにか?: 進化が生んだイビツな僕ら (BERET SCIENCE)

生物進化とはなにか?: 進化が生んだイビツな僕ら (BERET SCIENCE)

25年前のニュージャージー滞在記。日本経済に勢いのあった時代。
やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

アラスカ行きたい。
荒野へ (集英社文庫)

荒野へ (集英社文庫)

良い本。集団遺伝学はカタツムリを中心に発展してきた、のか?
歌うカタツムリ――進化とらせんの物語 (岩波科学ライブラリー)

歌うカタツムリ――進化とらせんの物語 (岩波科学ライブラリー)

バッタへの愛と、アフリカの徒然と、研究者の悲哀。
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

読みやすい進化の新書。繁殖干渉推し。セルオートマトンと渋滞をキーワードに分野を横断していく。
渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)

近未来シミュレーションとしての人類滅亡SF。
太陽・惑星

太陽・惑星

大文字山登りました。本を読む楽しさ。

2016年に読んだもの

映画見ました。

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

ちょっといまいち。短編をまとめるのは難しい。
夜行

夜行

宵山祇園祭行きました。浅草凌雲閣と魍魎の匣を思い出す話。内容が薄い。
京都ぎらい (朝日新書)

京都ぎらい (朝日新書)

宝器という文化。
アイヌの歴史 海と宝のノマド (講談社選書メチエ)

アイヌの歴史 海と宝のノマド (講談社選書メチエ)

宮崎駿関連で。意外な日本史。インセンティブをテーマにした社会学
ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

生き物を見に行きたくなる。
琉球列島のススメ (フィールドの生物学)

琉球列島のススメ (フィールドの生物学)

わかりやすく楽しい。
波紋と螺旋とフィボナッチ

波紋と螺旋とフィボナッチ

赤裸々な自伝。
ネアンデルタール人は私たちと交配した (文春e-book)

ネアンデルタール人は私たちと交配した (文春e-book)

ベータ多様性に触れられていない。取り扱い注意。
外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD

外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD

小笠原について触れて欲しい邦訳だった。
ねずみに支配された島

ねずみに支配された島

京大を中心にした生態学の発展の歴史。
日本の生態学―今西錦司とその周辺

日本の生態学―今西錦司とその周辺

新聞記者の価値観が鼻につく、かも。
捏造の科学者 STAP細胞事件

捏造の科学者 STAP細胞事件

講義受けました。
xはたの(も)しい: 魚から無限に至る、数学再発見の旅

xはたの(も)しい: 魚から無限に至る、数学再発見の旅

新作を書き続けることは大事。
作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

研究のテクニック。白浜に行ったので。カーゴ信仰が興味深い。
マッドメン

マッドメン

イスタンブールが舞台の「スピンドル」が良い。
魔女 (IKKI COMIX)

魔女 (IKKI COMIX)

魔女(2) (IKKI COMIX)

魔女(2) (IKKI COMIX)

2015年に読んだ物。

輪読続き。

良かった。
家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)

ご冥福を。
総員玉砕せよ! (講談社文庫)

総員玉砕せよ! (講談社文庫)

走ることを再開したいと思いつつ先延ばしにしている。IWGPぽい。投資の勉強を始めるきっかけになるかも。入手しづらいため、大学の図書館で借りて読んだ。
バイオスフィア実験生活―史上最大の人工閉鎖生態系での2年間 (ブルーバックス)

バイオスフィア実験生活―史上最大の人工閉鎖生態系での2年間 (ブルーバックス)

「詩と科学」が良かった。
ドミトリーともきんす

ドミトリーともきんす

読んでいて酔いそうになった。
棒がいっぽん (Mag comics)

棒がいっぽん (Mag comics)

単為生殖、不死身の女王、女王の匂い識別、卵に化けるカビの話しなど。
シロアリ――女王様、その手がありましたか! (岩波科学ライブラリー 〈生きもの〉)

シロアリ――女王様、その手がありましたか! (岩波科学ライブラリー 〈生きもの〉)

隻手の声の公案「両手の鳴る音は知る 片手の鳴る音はいかに?」
ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

今年の前半に読んだ。未来感がある。
攻殻機動隊 (2)    KCデラックス

攻殻機動隊 (2) KCデラックス

SACの脚本家が書いているので、シリーズ中の一話のよう。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路 (徳間デュアル文庫)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路 (徳間デュアル文庫)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械 (徳間デュアル文庫)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械 (徳間デュアル文庫)

理系研究者小説+ミステリーだった。前半は平板な感があったが、後半の社会性昆虫の話は面白かった。「アリの巣をめぐる冒険」の前に読むべき本か。
昆虫はすごい (光文社新書)

昆虫はすごい (光文社新書)

人工知能の歴史とディープラーニングの紹介。表紙はアニメ「イヴの時間」。志は高いが具体性には欠ける。続編。今後も続くらしい。読んだことがあるような気がしたが、読んでいなかった。
点と線 (新潮文庫)

点と線 (新潮文庫)

こちらはたぶん再読。
陰陽師 (文春文庫)

陰陽師 (文春文庫)

陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 付喪神ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 付喪神ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 生成り姫 (文春文庫)

陰陽師 生成り姫 (文春文庫)

陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

シュール系。
人類は衰退しました1 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました1 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました2 (ガガガ文庫)

こういうの好き。一巻で完結。

最近読んだもの

最近でもないけど、備忘録として。
輪読。

パターン認識と機械学習 上

パターン認識と機械学習 上

パターン認識と機械学習 下 (ベイズ理論による統計的予測)

パターン認識と機械学習 下 (ベイズ理論による統計的予測)

科学史はおもしろい。
異端の統計学 ベイズ

異端の統計学 ベイズ

プライスだけでなく、クロポトキンとハクスリー、フィッシャーとホールデンフォン・ノイマンとアリー、メイナード・スミスとハミルトンと対比させつつ協力の進化の研究史を概観できる。
親切な進化生物学者―― ジョージ・プライスと利他行動の対価

親切な進化生物学者―― ジョージ・プライスと利他行動の対価

数式を使わずに豊富な実証例を説明していて、わかりやすい。
協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)

協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)

ヘビは右巻きのカタツムリに専食化して「右利き」になり、ヘビの捕食によってカタツムリが右巻きから左巻きに進化する、という仮説。
右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)

右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)

日本三奇人とは、南方熊楠小川定明宮武外骨らしい。
裏山の奇人: 野にたゆたう博物学 (フィールドの生物学)

裏山の奇人: 野にたゆたう博物学 (フィールドの生物学)

3D構造を文章で伝えるのは難しい。語り口の面白さもさることながら、実験のN数がとんでもないです。
孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

蟻の巣行列百鬼夜行。虫の形ってすごい。
アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)

アリの巣をめぐる冒険―未踏の調査地は足下に (フィールドの生物学)

軽妙な語り口。実は卒論研究室の先輩の方なのですが、未だにお会いしたことがない…
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)

サマースクールの予習に。途中若干冗長ですが。
複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫)

複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫)

読みやすい。
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

出版トークイベント行きました。
ときめき昆虫学

ときめき昆虫学

久々に読んだが、面白くてあっという間だった。
遠野物語

遠野物語

神隠しの社会的機能。自伝を読んでから読むべきだったと反省。
妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる (新潮文庫)

妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる (新潮文庫)

「周辺」の民俗学関係。
暴力団(新潮新書)

暴力団(新潮新書)

狼の口」を読んで神聖ローマ帝国の歴史を少し。京都中華思想とは何か。京都もの以外の新境地、となるか。恋文と聖なる怠け者をまだ読んでいない…
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

四畳半王国見聞録 (新潮文庫)

四畳半王国見聞録 (新潮文庫)

しゅららぼんもその内。
ホルモー六景 (角川文庫)

ホルモー六景 (角川文庫)

テレビドラマになったのは知ってましたが、読むのは初めて。蓮佛さんの主演作が見たい。
家族八景 (新潮文庫)

家族八景 (新潮文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

七瀬ふたたび (新潮文庫)

エディプスの恋人 (新潮文庫)

エディプスの恋人 (新潮文庫)

昔読んだような気もしますが。オリエント急行で旅したい。
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

金田一の孫じゃない方。冷凍睡眠もの。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

月と自我をもった機械もの。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)

どんでん返しもの。うーん…
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

ブクロ最高。
池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

骨音―池袋ウエストゲートパーク3 (文春文庫)

骨音―池袋ウエストゲートパーク3 (文春文庫)

電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)

電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV (文春文庫)

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV (文春文庫)

引きこもりもの。
NHKにようこそ! (角川文庫)

NHKにようこそ! (角川文庫)

超能力未来もの。
新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)

冬のギリシャが印象的。
遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

今年としては読まざるを得ない。
論文捏造 (中公新書ラクレ)

論文捏造 (中公新書ラクレ)

最近読んだもの

トルコに行く前には「コンスタンティノープルの陥落」を読んでおけば良かったと思いましたが、国内旅行の前には司馬遼太郎ですね。そしてアメリカ留学の前には藤原正彦
安部公房は国語の教科書に載っていた「赤い繭」を読んで以来でしたが、かなり違った印象を受けました。

新装版 歴史を紀行する (文春文庫)

新装版 歴史を紀行する (文春文庫)

若き数学者のアメリカ (新潮文庫)

若き数学者のアメリカ (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)

後は青空文庫で未履修の名作を。

蟹工船

蟹工船

ドグラ・マグラ

ドグラ・マグラ

檸檬

檸檬

堕落論

堕落論

真社会性昆虫の個人と社会

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

NYCの紀伊国屋書店で買ったのですが、だいぶ売れているそうで既に9刷でした。
2章はなぜ8割のアリは働かないのか、3章はなぜ社会性が進化したのか、4章はさまざまな変わったアリの話という感じの内容。
3章はHamiltonの血縁選択、3/4仮説と群選択を比較していたので、NowakとWilsonのNature論文にも触れるのかと思ったらそんなことはなかった。
4章は土畑さんのガンみたいなアミメアリや、松浦さんの綾波レイっぽいシロアリの話とか、すごい話が。
会社とサラリーマンの比喩をたびたび持ち出す点も人気の秘密なんでしょうね。おもしろかったです。あとは参考文献が付いていると嬉しいんですが、まあそこは一般向けということで…
あと、文中で触れられていたシオカワコハナバチの研究は昨年Nature Communicationsに出てましたね。

古代DNA

昨年10月の一時帰国の際に空港で買ったもの。

化石の分子生物学――生命進化の謎を解く (講談社現代新書)

化石の分子生物学――生命進化の謎を解く (講談社現代新書)

ネアンデルタール・クァッガ・縄文人琥珀の中の昆虫や恐竜化石といった古代DNAの研究発展の歴史、分子進化の中立説、カンブリア爆発や化石タンパク質の研究紹介といった内容。
コンタミ怖いです。


聖女の救済 (文春文庫)

聖女の救済 (文春文庫)

ガリレオシリーズ。内海薫の登場自体がドラマの影響受けてますが、内海が福山雅治の曲を聴くシーンなんかも。トリックはあまり物理学と関係なかったような…
ブログのタイトルですが、長らく山辺雑記が読みにくいという苦情を頂いてきましたので、一文字変えて身辺雑記にしてみました。