インターネットの可能性

10年後や20年後の未来、という言葉を聞いたときに、専門のせいかどちらかというと生物多様性がどれだけ失われるかとか、環境がどれだけ悪化しているかということを考えてしまうのだけど、遅ればせながらこの本を読んで別の視点が得られたような気がします。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

オープンソースチープ革命、インターネットという3つの潮流で大きな変革が起こるという予測のもとに、グーグル、ロングテールWeb 2.0、ブログ、ウィキペディアなどを解説していく。
初心者には、ネットの「あちら側」でなにが起こりうるのか丁寧に解説されていてわかりやすく、知らないことが多くて楽しめました。
と同時にそれらがこれからどういう風に発展していくのか、ちょっと楽しみになってきました。やや楽観主義に偏っている感はあるのだけど。
おりしも7日に、グーグルがエクセルに対抗してウェブベースの表計算ソフトをテスト中というニュースが出ていて、こちら側からあちら側への移行、マス・コラボレーションの可能性の模索はリアルタイムで進んでいると実感しました。