暇をいいことに

鷲谷先生初のエッセー。
進化生物学の長谷川真理子先生といい、女性の方が言語能力が高いんでしょうか?
内容は「保全マインド」。
こういうのって「内側」にいる人たちには当然だけど、「外側」にいる人たちには受け入れにくい考え方ってものがあって、それを乗り越えるためにもエッセーという手法は有効なのかもしれない。
「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡

「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡

宮本常一の著作をたどる旅。
実際に彼が話を聞いた人やその遺族に会いに、僻地にも何度も足を運ぶ熱意がすごい。
そこから浮かび上がる宮本の人柄と、学問の軌跡。
離島文化について、最初は中央との結びつきを重視していたのが、最後には中央と切れたところで文化を構想すると言うあたり、柳田民俗学との距離のとり方にも通じるようで興味深い。
童夢 (アクションコミックス)

童夢 (アクションコミックス)

島の家の離れに、初版本が置いてあった。
AKIRAに通じるものを感じるけど、それより理屈っぽくない話の薄気味悪さが独特の魅力。



というわけで、このブログも一周年を迎えることができました。これも訪れてくれる方によってまわるカウンターによって維持されるモチベーションのおかげです(笑)
しかし、何事も区切りが重要。ということで、このブログもいったん店仕舞いしようかと思います。
長らくのご愛顧(?)ありがとうございました。それでは、さようなら。