うしなわれたもの

短編集とエッセイ。
基本的なコンセプトは「喪失感」だと思います。
ロストジェネレーションだけに。
フィッツジェラルドが成功した時代、タクシーの座席で

もうこれ以上幸せにはなれっこないんだ

と実感して泣き始めたという、不安を感じる感性はちょっと想像を上回っていたけど。
以下目次。

  1. フィッツジェラルド体験(村上春樹
  2. 残り火
  3. 氷の宮殿
  4. 哀しみの孔雀
  5. 失われた三時間
  6. アルコールの中で
  7. マイ・ロスト・シティー(エッセイ)

以前「グレート・ギャッツビー」を読んだときは正直ぴんと来なかったのですが、これはおもろかったです。
その内再読&「夜はやさし」も読んでみたいと思います。



それから、この漫画はこちらのブログに触発されて買いました。

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

AIRとか知らないですが、おもしろかったです。
漫画の魅力は、画力によっても大きく左右されますね。
昔、青春18で北海道から東京まで帰った時、こんなことがあったのを思い出しました。
そのうち小説版も読む予定。