統計学と天才たち
前々から読まなくちゃいけないと思っていた本。
「19世紀までの決定論的な科学の考え方をピアソンから始まる統計革命が変えた」として、その過程を紹介する本です。
とは言え、統計的なパラダイムの中に生きてきた自分にとってはやや実感しにくい面もありますが(特に確率の哲学的な話とか)。
- 作者: デイヴィッドサルツブルグ,David S. Salsburg,竹内惠行,熊谷悦生
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/03/20
- メディア: 単行本
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後半になるとまだ存命中の人も多く、やや散漫になります。
あと、日本人としては赤池先生が出てないのが少し気になりますが。
「研究作法」として統計処理を捉えている人は、暗中模索しながらデータ解析に向かい合っていた人々の話を知ることにより、考え方が変わるかも?
ただ、数式が出てこないために統計そのものについては奥歯にものがはさまったような感じ。
こういう挿話も入れつつ統計を解説した教科書ってないのかと思ったら、学部一年の時に買った本でありました。
- 作者: 東京大学教養学部統計学教室
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1991/07/09
- メディア: 単行本
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ごめんなさい。