なんだかなぁ。

最近電車での移動が多いので、読んでしまいました。

新潮選書 強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論

新潮選書 強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論

前半は進化の理論の説明、後半は様々な生物や人間社会の実例がメインです。著者の言いたい事は真ん中あたりの章に集約されていると思います。
群選択が働くという状況も存在するだろうし、環境が変動する事で、一定な環境のもとで最適な形質が必ずしも進化するわけではないという点もいいんですが、全体的に牽強付会な面が目立って、議論が「柔らか」すぎて駄目でした。一般向けの選書だったらこれくらいの柔らかさの方が受けがいいんですかね…