続・島(写真メイン)

yamasa62006-01-05

まずは東京を出る際に船上から撮った東京タワーとレインボーブリッジ!竹芝桟橋を出て、橋の下を通った直後です。*1
夜10時ころ出航して、朝4時すぎに着きます。真っ暗な中、港へ迎えに来てくれた祖父と苦労して出会いました。おじいちゃん、携帯は家に置いとくもんじゃないんだよ…。


家に着き、日が昇ってきたので浜へ行って見ました。→な感じ。
この日は車で島巡りへ行きました。
とか、
 とかとか。
西風や北風が強いせいか、基本的に島の北部〜西部にかけてと、南部の一部はわりと被害が少ないようで、森も残っていました。林道を歩いていると、噴火なんてなかったかのような気分に襲われます。ガスに弱い杉は枯れてましたが。↓は島の植物たち。
      
が、東部、南西部と山頂部近辺はひどい。窓を閉め切った車の中にいても硫黄のにおいが鼻を突き、いやでも山の斜面に並んだ枯れ木が目につきます。まだ被害が軽いところは、一見枯れたかに見える木の幹からも芽が出て、地面からも芽生えがあります。パイオニアであるオオバヤシャブシいーっぱい生えてます。が、東部斜面に見えるのは一面林床にはユノミネシダの妙に明るいグリーンだけ。ふもとの無人の集落の、ガスや潮風で朽ちかけた家々とあいまって、なんだか不気味な景観をつくり出しています。頂上付近はもくもく吹き上がる噴煙と、一面の枯れた木々が広がっていて、「世界の終わり」みたいな風景になってました。
 

それにしても、島の人たちの帰ろうとする気持ちの強さには驚かされます。祖父母にしても不便な生活を強いられるし、他の集落の人たちもガス警報がいつ発令されるかわからない状況で暮らしています。まあガス警報に関して言えば、最近では誰も避難しなくなってしまったらしいけど。
故郷ってきっといいものなんだろうと思いました。
  
灯台とか、漁港。
最後は、再び船の上から、遠ざかる噴火の島。

*1:全然話と関係ありませんが、リリーフランキーの東京タワー、読んでみたいです。だれか持ってる人、貸してくれると嬉しいですm(_ _)m