狩るものと狩られるもの
ハンター&ハンティッド―人はなぜ肉食獣を恐れ、また愛するのか
- 作者: ハンスクルーク,Hans Kruuk,垂水雄二
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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時折出てくるセレンゲティなどでのフィールドワークが生き生きしてて、著者の愛情が感じられる。
が、人食いや家畜への害などを事実に基づいて正確に記そうとする姿勢はかなりフェアだ。
人間は遠い祖先の時代から捕食者であり、競合者でもある食肉目に恐怖と憧れを感じてきた。
そういった点で他の哺乳類や鳥類と変わりはないけど、かなりの数の種を絶滅させてきたところは他の追随を許さない。
今後彼らが生き続けていけるかは、人間にかかっているということです。
そういやIWGPを初めて見たけど、大ちゃんによれば「我らの時代のフォークロア」らしいから、同時代人失格ですわ。携帯のモノクロ画面と単音着信音にしみじみ時代を感じる。