寄生の話
生態学会誌が届いたので、kgmさんの受賞論文を読みました。
ツボカビが食物網の中で重要な役割を果たしている話。
最近のnatureにも似たような話がありましたが、最近読んだ
- 作者: 宮本常一
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2002/12/09
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
という話を思い出しました。ねぶた祭ももともとノミと関係が深いのだとか。
夏はノミが多すぎて眠れない → 昼でも眠い → ねぶたい
から「ねぶた流し」なる行事で眠気を流してしまうらしい。
南の方では笹の葉に蚤を乗せて流すそうです。へぇ。
しかし、日本の陸上生態系にノミが果たす(果たしていた)役割は何なんでしょうか?
ノミに天敵なんているのかな?
いずれにしろ、ノミが激減したことで、人間が生態系に関わるループが一つ減ったということでしょうか。
他にも、
日本の人と馬は小さかった
話だとか、
関東では、服のかわりに刺青を入れて裸で仕事するのが普通
とか、今からでは想像が付かない明治の日本が、イギリス人の視点によって描かれていて、
更にそれを宮本常一が解説しているってなかなか勉強になります。