ダーウィン年だけに
とりあえず一冊目として読んでみました。
- 作者: ジャネットブラウン,Janet Browne,長谷川眞理子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2007/09/18
- メディア: 単行本
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また、時代背景や出版後の学問の潮流についてもわりと詳しい。
著者のJanet BrowneはHarvard大の教授で、科学史が専門のようです。
ダーウィンの成功は、ヴィクトリア朝の平和と繁栄・郵便システムに支えられていたとか、終末思想のはびこる時代にはダーウィニズムは支持されなかったとか、社会の雰囲気に学問が影響されるという視点がおもしろかったです。
後半で扱っている、社会ダーウィニズム・優生学との関係、総合説が出現するまでの遺伝学とダーウィニズムとの対立(突然変異 vs. 自然淘汰)などが以前読んだものより詳しく、興味深く読めました。
1959年、生誕150周年かつ種の起原出版から100年の節目に行われたシカゴのお祭りと時を同じくして「現代の総合説」が生まれたとのことですが、200周年かつ150周年の今年にはなにか起きるのでしょうか?
ちなみに解説は茂木健一郎さん。
それから、やっと完結編を読みました。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
- 作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: ハードカバー
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しかし、それから既に32ヶ月も経っているので、当然あらすじや人物名をよく覚えていなかったりするわけですが…ウィキペディアがたいへん役に立ちました。
完結編にふさわしくおもしろかったです。読まれる方は睡眠時間を削る覚悟を。