GWの読書

結局、一日ビーチバレーをした以外はどこにも出かけませんでした。

沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

ぬか床の話。あるいは梨木さんによる有性生殖の起源についての考察。構成は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を思い起こさせるものでした。


有頂天家族

有頂天家族

狸と天狗と人間が京都で暴れる話。挿絵はないですが、どうしても平成狸合戦を思い浮かべてしまいます。


美女と竹林

美女と竹林

竹と作家と締切にまつわるぐだぐだ話。桂の竹林ってなんかいいですね。


文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)

箱根の寺で禅僧が大暴れする話。弁当箱の様に厚いので、手で持って読んでいるとすぐ疲れます。トリックがないし、ヌートリアの話とかいかにも蛇足で、シリーズの中ではわりと異色な作品。個人的にはいまいち。


研究関係も少々。

自然保護を問いなおす―環境倫理とネットワーク (ちくま新書)

自然保護を問いなおす―環境倫理とネットワーク (ちくま新書)

一章は環境倫理の歴史、二章は著者独自の環境倫理、三章は二章の内容を実際の問題(白神山地)にあてはめて考えてみる、という内容。普段読み慣れない分野だからか、やたらと読みにくく感じました。


Elements of Mathematical Ecology

Elements of Mathematical Ecology

こちらは図書館で借りてきて、10章のケモスタットモデルを。


そう言えば今月末、村上春樹が長編小説を出すそうです。

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

楽しみだー