崩壊

読みました。

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

気付けばM1の時から借りっ放しでした。すみません…
上巻を見る限りでは、古今東西、高度な文明を築きながらも最後は結局崩壊することになった多くの事例から、現代に生きる人々への教訓を得ようとした試みのようです。
特に印象的なのはイースター島ヴァイキングたちのエピソード。イースター島の失われた文明はモアイとあいまって有名ですが、ヴァイキングのヴィンランド・アイスランドグリーンランドにおける失敗は初めて知りました。「ヴィンランド・サガ」は読んでいるけれど。現在の日本から見て文明の系統として比較的近いため、話としてもわかりやすい。
ただ、残念ながら「銃・病原菌・鉄」の時のような斬新な仮説への感動は感じられず。前半がちょっと冗長で、読み進めるのに苦労しました。