崩壊
読みました。
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,楡井浩一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: 単行本
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上巻を見る限りでは、古今東西、高度な文明を築きながらも最後は結局崩壊することになった多くの事例から、現代に生きる人々への教訓を得ようとした試みのようです。
特に印象的なのはイースター島とヴァイキングたちのエピソード。イースター島の失われた文明はモアイとあいまって有名ですが、ヴァイキングのヴィンランド・アイスランド・グリーンランドにおける失敗は初めて知りました。「ヴィンランド・サガ」は読んでいるけれど。現在の日本から見て文明の系統として比較的近いため、話としてもわかりやすい。
ただ、残念ながら「銃・病原菌・鉄」の時のような斬新な仮説への感動は感じられず。前半がちょっと冗長で、読み進めるのに苦労しました。