駒場図書館での出会い

入り口にさしかかると、前から最近どこかで見たことのある人が歩いてくる。僕はいぶかしげに彼の顔を見つめるが、喉元まで来ているようでいてそこから出てこない。。
脇を通り過ぎた途端に、思い出した。週刊ブックレビューに姫野カオルコ先生と一緒に出てた助教授じゃないですか!
ちょっと有名人にあった気分でしたw

そして借りてきたのが↑。僕がやりたいこととはちょっと違いますが、おもしろそうな事をやっているな〜と、前から気になっていた先生の本でした。
鳥の囀りに文法がある、とか、性淘汰が言語進化に重要な役割を果たした?とか、刺激的で耳新しい話題がコンパクトにまとめられていて、著者の経歴や学生のエピソードも織り交ぜられていて読みやすかったです。
生物学には、ティンバーゲンが提唱した4つの質問があります。つまり、機能・進化・発達・機構の4つのことですが、前半2つの究極要因と後半2つの至近要因に分離して研究されることが多く、ジュウシマツの囀りをテーマに1つの研究室が4つ全てにまたがる研究をしていることがとても新鮮でした。
神経行動学者と行動生態学者のプロトタイプを紹介している部分は、かなり納得w