鳥をかぞえる朝は。

yamasa62005-12-23

午前5時に起床。思いっきり着こんで、荒川の河川敷まで自転車をとばす。
頭上には北斗七星がずいぶん高くまでのぼっている。途中コンビニに寄ってホッカイロを買う。
川原に着いてもまだ朝日は見えない。
金八先生のテーマソングなんか思い出しながら、土手を走る人たちをぼんやり見ていた。じっとしていると、たちまち手と足に寒気がしんしんとしみこんでくる。空を行き来するのはまだカラスだけだ。
ふと、埼玉側の方が水面と空を同時に見やすいと気付いて、橋を渡って移動した。向こう岸に着くと同時に、すぐ上を繁殖羽になった鵜が横切った!それからは、川を回廊として利用する水鳥たちの、朝の通勤ラッシュが始まった。鷺、鴎、そして鵜なんかが上流から下流へ、あるいはその逆方向へひっきりなしに現れては消えていく。
河川敷で白鶺鴒が2羽で仲良くぴーぴー鳴いているのを尻目に、僕は凍える指先で記録用紙に鳥の数と方向を書き込んでゆく。対岸のかなたに70羽くらいの群れが現れたときには、本当にカウンターを持ってこなかったことを後悔した。
けど、百舌や翡翠、大鷭など、地元でも意外と多くの鳥が見られることを気付いたいい機会となった。9時までの3時間、かぞえ続けてから、すっかり暖かくなった河原を後にした。