JC

金曜日はジャーナルクラブでした。


いつも思うのですが、僕は論文を読むのが下手だと思います。
軽く読む、とか、要点だけ読む、ってことがなかなかできない。
論文を読むと決めたら、なんとなくイントロからディスカッションまできっちり読まなくちゃいけないような気がするのです。
そんな気になっていたら、どんどん論文を読むのが億劫になっていったわけです。
ま、言い訳ですが(笑)


その中でも特に、遺伝学関係の論文は読みづらいです。
マーカーとして使って系統や集団構造を推定するとかいった類は比較的ましですが、この遺伝子座が正の選択を受けてるとかいった研究はなにが楽しいのかよくわからない(研究の意義は別として)のです。
これはおそらく興味の方向性の違いによるものでしょうか?


今回はScienceに見るべきものが多かったですが、特にPaleo-Eskimo mtDNA Genome Reveals Matrilineal Discontinuity in Greenland | Scienceが印象的。
4000年くらい前の古エスキモーたちのancient DNAを調べてみると、現在のアメリカ先住民や新エスキモーよりもアリューシャン列島のアレウト族やシベリアのSireniki Yuitの人たちに近い。
文化は連続して継承されているわけではなさそうです。
グリーンランドの歴史 - Wikipediaなどに書いてありますが、グリーンランドはなかなか複雑なようです。
最近↓なんかを読んだもので…

ヴィンランド・サガ(6) (アフタヌーンKC)

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