八月も終わり
今回のJCは、
Nature, Science, PNAS, PLoS B & G, Genome Research, MBE, TREE
です。
Natureでは巨大カンガルー。
タスマニアで見つかった化石により、どうやらカンガルーは人による狩猟で絶滅したっぽいとJ. Diamondが書いている。
もとの記事は今週のPNAS。
あと、なぜか、8月7日号がばぐってる。
Scienceでは、メロンの両性雄花同株型の遺伝的基盤の話。メロンの学名はC. meloだそうです。
他にはcis領域にまつわる論争。
cis領域とcoding領域のどちらの変化が適応進化に寄与しているか、CoyneとCarrollがけんかしてる。
PNASは魚の話。
外来種が交雑することで、いままで交配隔離が成立していた在来の2種が混ざるようになるのを、ミトコンと核のAFLPで系統樹描いたりSTRUCTUREで解析したりして調べた。
あと、Biodiversity & Extinctionという特集号もあったらしい。
PLoSではオサガメを衛星追跡したとか、ヒアリの女王・ワーカーの遺伝的基盤とか。
GRは羊。重複した遺伝子が毛色(黒と白)に関与しているとか。
TREEはショウジョウバエの宿主転換とか、酵母の生態学とか、進化学会で聞いたような話が。
ハエは宿主を化学物質で識別しているので、その遺伝的基盤に選択が働くらしい。
酵母は進化生物学・生態学のモデル生物としての可能性があるそうだ。
よく見たら日本に来て学会で発表していたGreigが著者に入っていた。