読み終わりました。

ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅

ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅

古生物学と発生生物学と解剖学により、人間の体の中に潜んでいる祖先(魚)から繰り返し変化しつつ継承されてきた構造を解き明かしていく。
ということで "Your Inner Fish"。
やはり、エボデボについてはキャロルの本の方が詳しいのですが、この本は人体についての記述と、前半の化石を発掘するフィールドワークの章が秀逸です。
著者であるNeil Shubinは、北極圏で「腕立て伏せをする魚」(魚類と四足類の中間型)を発掘して一躍有名になったそうです。
著者の研究室では古生物学と発生生物学を両方やるというからすごい。



それから今日は学会誌のRの紹介を読みました。
おもに作図方法と、glm()推定結果のデータ構造と取り出し方について。



あ、あと某所で紹介されていた寺田寅彦
科学者とあたま
がおもしろかったです。曰く、

科学者になるには『あたま』がよくなくてはいけない

が、同時に

科学者はあたまが悪くなくてはいけない

という命題も本当である云々…というお話。
研究以外にもいろいろと当てはまるような気がします。
明日はこっそり横浜で発表してきます。