塗仏・宵山

読みました。

文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)

文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)

文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

京極堂百鬼夜行)シリーズ第六弾。前半(支度)はこれまでの作品で生き残った登場人物総出演で怪しい雰囲気を盛り上げますが、後半(始末)の特に解決編は始末しきれなかった感じ。ということで、自分の中では
魍魎>絡新婦>姑獲鳥>狂骨>鉄鼠>塗仏
てな感じの順位でしょうか。ちょっと妖怪話とのリンクが弱かったのもいまいちだったかな。


宵山万華鏡

宵山万華鏡

新作。きつねのはなしの怪しさといつもの京大生話が合わさった六編。二編で一つのストーリーの表裏という構造になってます。個人的にはもう少し攻めてみてほしかったですが。宵山って祇園祭のことなんですね。初めて知りましたが、一度は行ってみたいものです。


本日は、9月の学会参加申込を完了。そういえば、今日来たシカゴ大の学生さんが右利きヘビの話をしておりました。
それから最近、サマースクールで集まった生態をやってる学生たちの間で、講義後に行ったディスカッションをもとに総説を書こうかという動きが盛り上がっております。